こんにちは、チビゴリなかきちです。
テレマークを始めて21年。大阪から山梨、長野、そして北海道へ拠点を移し、今では社畜をしながら冬の休日の大半を雪の上で過ごしています。
テレマークをやっていると言うと、ほぼ必ず聞かれる質問があります。
「テレマークってすごいね〜難しいんでしょ?」
何もすごくはありませんが、
難しい、僕はそう思います。
(でも、最近ゲレンデで見るテレマーカーってだいたいみんなすごい上手くないですか?最近、「テレマークが難しいって思ってるの俺だけ?俺が下手くそなだけかな?😟」なんて思う事がよくあります(苦笑))。
でも同時に、
これほど自由で、奥深くて、続けたくなるスキーもなかなか無い
というのが、21年続けてきた今の率直な感想です。
この記事では、
僕がテレマークを始めた日の「膝をぶつけた地獄スタート」から、
圧雪バーンからオフピステへ進むときにぶつかった最大の壁、
そして今季もシーズンインして改めて感じた体の使い方まで、
なかきち流の視点で全部書いていきます。
※あくまでテレマークを人から教わった事のないなかきち流です。
❄️ 1. テレマーク初日、膝を板にぶつけて心が折れた
僕のテレマークデビューは、今思い出してもなかなか酷いものでした。
当時使ったのは、
- かなり柔らかいソフトブーツ
- バネの弱いクラシックタイプの金具
- 今の基準で言えば、剛性なんてほぼ無いような道具
それを、アルペンスキーの感覚のまま操作した結果どうなったか。
スネを前に当てようとして前に倒れ、
自分のスキー板に膝を強打。
その後も転び続け、
初めてスキーを履いた小学生の頃よりも転びました。
正直、その日は
「こんなん二度とやらん」
と思ってました。
それでも翌年、
圧雪バーンをカービングで切り、パウダーを自由に舞うテレマーカーの映像を見て、
なぜか一式を購入してしまった。
ここから21年続くとは、人生ほんまに分からんもんです。
❄️ 2. 圧雪は意外と早く滑れる?でも“その先”が本番
テレマークは、ゲレンデ圧雪バーンだけなら比較的早く形になります。
アルペンスキーから転向荒れた方は今まで前(スネ)にかけていた圧を地球の中心(下)にかけるイメージで練習して見て下さい。
- しゃがみ込み
- テレマーク姿勢
- ターンの流れ
このあたりは、滑走日数を重ねれば何とかなってくる。
でも、僕にとっての最大の壁はここでした。
圧雪バーン → オフピステ(非圧雪・深雪)への移行
この差は、想像以上に大きかった。
❄️ 3. 深雪では「前後荷重の考え方」が変わる。2次元➡️3次元
圧雪バーンでは、前足寄りの加重でもある程度成立します。
板の反発も分かりやすく、多少雑でも誤魔化せる。
でも深雪は違う。
基本的な考え方は、
- 重心は両足均等がベース
- ただし常に一定ではなく、状況に応じて流動的
- スピードが出るほど沈み込みは深くなる
深雪の中では、前足だけに乗りすぎると
- ノーズが刺さる
- 外板が潜る
- 内足が雪に引っかかる
- そのまま前転コース
これ、何度も経験しました。
特にテレマークはターンの時の「内足(後ろ足)」の扱いがめちゃくちゃ重要。
圧雪なら前足中心でも何とかなるけど、
深雪では後ろ足も“仕事”をしないと即バランス崩壊。
これが大きな勘違いポイントでした。
前足に乗りすぎるとノーズが刺さり、
後ろに乗りすぎると浮くけれど動きが遅れ、後手に回る。
「前に行きたいけど、行きすぎない」
この曖昧なゾーンを探り続けるのが、深雪テレマークの難しさであり、面白さでもあります。
※あくまでテレマークを人から教わった事のないなかきち流です。
❄️ 4. 後ろ足は“支える”のではなく、ちゃんと加圧する
深雪で安定するかどうかは、
**後ろ足を「使えているかどうか」**でほぼ決まります。
ここで言う使うとは、
ただ添えるとか支えるという意味ではありません。
ちゃんと板に力を伝えられているかどうか。
特に重要なのが、
後ろ足の小指球(母指球の小指側)で加圧できているか。
ここが効くと、
- 内足が雪に引っかかりにくい
- 板のセンターが安定する
- 膝のブレが減る
- 深雪で沈みにくくなる
逆に、ここが抜けると一気に不安定になります。
※あくまでテレマークを人から教わった事のないなかきち流です。
❄️ 5. 踵は「上げよう」としない
これもよくある勘違い。
踵は
無理に上げようとすると、つま先立ちになってしまい、逆に加圧できません。
正解は、
- 前後に足を開く
- その結果として
- 踵が“自然に上がってくる”
この感覚。
踵を操作するのではなく、
前後の足の関係性を作った結果として踵が上がる
これがしっくり来ます。
※あくまでテレマークを人から教わった事のないなかきち流です。
❄️ 6. 足の前後幅は固定しない。常に変わる
テレマークには
「この幅が正解」
「この沈み込みが正解」
というものはありません。
- スピードが上がれば沈み込みは深くなる
- 急斜面では前後幅が広くなる
- 軽い雪では浅く
- 重い雪では深く
足の前後の開き具合は、常に流動的。
そのほうが常に変化していく深雪では泳ぐように、舞うように滑れると思います。
※あくまでテレマークを人から教わった事のないなかきち流です笑。
❄️ 7. テレマークには“正解がない”
これは完全になかきち個人の考えですが、
テレマークの一番面白いところはここだと思っています。
滑りに正解がない。
自由度が高く、個人差が大きい。
遠くから見ていても、知り合いなら誰が滑っているかすぐ分かる。
フォームもリズムも違う。
それでいい。
むしろ、それがテレマークの魅力やと思っています。知らんけど。
❄️ 8. 21年続けてたどり着いた、なかきち流まとめ
- 腰(骨盤)を地球の中心に向けて落とす意識
- 後ろ足は小指球でしっかり加圧
- 踵は上げない。前後に開いた結果として自然に上がる
- 足の前後幅は常に流動的
- 重心は両足均等がベース。ただし固定しない
- 前に行きたいが、行きすぎない
このバランスを探し続けるのが、
テレマークという遊びやと思っています。
❄️ 9. 最後に
テレマークは難しい。
でも、その分だけ面白い。
壁の数だけ、自由度が増える。
もし今、
- 小回りできない
- 深雪が怖い
- オフピステで転びまくる
- 後ろ足が分からない
そんな悩みがあるなら、それはちゃんと前に進んでいる証拠です。
❄️ あなたの経験も、ぜひ教えてください
コメント、問い合わせ、Instagram、XのDM。
どこからでも大歓迎です。
なかきちのテレマークはざっくりこんな感じ。
みんなのテレマーク教えて下さい。
みんなの経験が集まって、もっと面白くなる。
ほなまた🖐️

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